介護の仕事は本当にやりがいや楽しさを感じられる仕事？

介護現場の仕事は、激務なのに低賃金といったネガティブなイメージがつきやすいですが、実際にはやりがいや楽しさを感じて働いている方も多くいます。

ただ、介護現場はブラックな業界の仕事だと誤解されやすいため、具体的にどのようなやりがいや楽しさが感じられるのか紹介していきます。

介護現場で担当する仕事とは

介護士が介護現場と呼べる場所は、たとえば老人ホームやデイサービスなど介護サービスを提供する施設だけではありません。

在宅で介護サービスを利用したいという方の自宅に伺う訪問介護などもあるため、働く事業所によって介護現場は異なるといえます。

ただ、介護現場で介護士が担当する仕事はおおよそ共通しており、着替え・食事・排泄・入浴などの介助や、口腔ケアなどの生活を送る上で欠かせない部分をサポートします。

施設が介護現場の場合には、利用者が楽しめるレクリエーションなども行い、利用者の施設暮らしを充実させることのできる工夫なども必要となります。

なお、介護現場の仕事は資格を保有していない未経験者でも働くことができるケースもあり、実際に現場で働きながらステップアップすることも可能です。

高齢化により、これから介護を必要とする方が増えると考えられる今、自立を助けることができる介護士の仕事を目指す方も増えつつあるといえるでしょう。

介護現場で働く介護士の中には、今の仕事が楽しいと感じている方もいます。

入所施設などの場合にはシフトで夜勤なども担当しなければならないなど、働く時間帯が不規則になりがちとイメージする方もいるようですが、大変な部分もある反面、楽しさややりがいを感じることができるようです。

介護現場で働く介護士が、仕事を辛いと感じるよりも楽しさを実感している理由として、主に次の4つが挙げられます。

それぞれ詳しく説明していきます。

高齢化が進む日本では、福祉や介護に関する仕事のニーズは常に高いといえます。

ただ、介護現場で働きたくても、それまで働いた経験がなくあきらめてしまう方もいるようですが、未経験者からスタートすることも可能です。

介護は、重労働で休みも少なく大変な仕事とイメージする方もいるようですが、現場を離れれば介護事業所からの連絡にしばられることなどもなく、仕事中とプライベートの切り替えがしやすいのもメリットです。

仕事と遊びのオンオフができる仕事なので、想像しているよりも辛い仕事とはいえません。

介護の仕事で最もやりがいを感じることの瞬間として挙げられるのは、実際に介護サービスを利用した方やその家族から、感謝の気持ちを伝えられたときでしょう。

日常生活の場面をサポートする仕事なので、直接、プライベートな部分に関わることとなるため、より感謝されやすい仕事だといえます。

施設に入所している方や在宅で介護を必要とする方の支援をしていれば、サポートを続ける中で状態の変化を感じることができるなど、仕事の成果を目で確認しやすいといえます。

成果を目にするたび、働く意欲が高まるだけでなく自信にもつながり、やりがいを感じることにもつながっていくでしょう。

介護士の仕事は一般的な事務職などよりも大変ですが、やりがいや楽しさを感じられる仕事でもあります。

そこで、介護現場での仕事がつらいと感じてしまわないためにも、次の2つを押さえた上で働くことを心掛けるとよいでしょう。

それぞれ詳しく説明していきます。

夜勤などがシフトを組む中で発生する働き方もありますが、その場合、日中に自由な時間を取ることができます。

デイサービスなどの夜勤がない場合などは、日中のみ働くことになるため、夜間に働くといった負担はなくなるでしょう。

小さい子供のいる家庭などは、夜勤などを含めた働き方はきびしいでしょうが、介護事業所ごとに働きやすい環境を整備しています。

夜勤を含めた勤務をする場合でも、夜勤手当で賃金アップを狙えるため、無理なく希望する働き方ができる事業所を選ぶとよいでしょう。

介護の仕事には、年齢や性別などに関係なく、誰でもキャリアアップを狙うことができます。

介護職員初任者研修や実務者研修など、介護資格を取得すればキャリアアップの近道となるため、賃金とスキルをアップすることを目指しやすいといえるでしょう。

さらに介護福祉士・介護支援専門員・社会福祉士など、国家資格を取得できればさらにキャリアアップを目指せます。